本当は国語辞典も「蔵書」としてカテゴライズしたいのだけれど、キリがなくなってしまうので「ひとりごと」としてつぶやいてみる。
もともと国語辞典は文字通りの「辞典」として1冊あったけれど、「舟を編む」と「学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方」に影響されて集め始め(旧版含む)、現在40冊ほどになっている。
舟を編む
出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める...
学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方
『新明解』『角川必携』『岩波』など、この世にたくさん存在する国語辞典。いったい何がどう違い、どれを選べばいいの?その悩み、すべて解決します!辞書200冊超をコレクションする、オタクで学者で芸人のサンキュータツオが、辞書の楽しみ方、選び方、つ...
その中で一番使っているのが小学館の「現代国語例解辞典」。
もちろん辞書を引く目的によって使い分けはしているものの、僕の場合は言葉の「意味」よりも「使い方」を調べることが多いので、そんな時には用字・用語・類語辞典的な面も持った「現代国語例解辞典」が最適なのだ。
また第五版では、随所に興味を引くコラム欄が設けられていて、それらは巻末の索引からも探すことができるようになっており「読む国語辞典」としても楽しい。
ちなみに現代国語例解辞典の最新版(第五版)の発行は2016年11月。国語辞典の改定は10年くらいで行われる場合が多いので、だとすればあと3年。「紙」では改訂版を出さない辞書も増えつつあるのでその点がちょっと心配だけれど、引き続き第五版を使いながら(読みながら)第六版の発売を待ちたい。