坊主頭

僕は「丸刈り」だから、自宅で妻がバリカンで刈ってくれる。つまり床屋(美容院)へ行く必要がない。

新型コロナ騒動を機に世の中のあり方や価値観が見直されているけれど、ひょっとすると「坊主頭」もその一つだったりして・・・。

まあ個人的には何よりもまず、「罰」や「反省」の象徴ではないことをわかってほしいのだが。

石油ストーブとインスタントコーヒー

毎日3~5杯のコーヒーを飲む。普段はレギュラーコーヒーばかりだが、寒くなるとインスタントの割合が高くなる。

 我が家の暖房器具は部屋によって違うが、僕の部屋では昔ながらの「石油ストーブ」を使っている。インスタントコーヒーは、そこにかけた「やかん」のお湯でさっと入れるのに好都合なのだ。

いろいろな暖房にそれぞれ長短所があるが、あたたかさを目(オレンジ色の「火」)と耳(「やかん」の音)でも感じられ、さらに沸いた湯でコーヒーも飲める石油ストーブは、僕にとって最高の暖房であり、癒しの道具なのである。そしてコーヒーも、ここではあえて「インスタント」であることが、様々な「味わい」を深めている。

【妄想】新明解国語辞典(永久不滅版)

新解さんの謎 (文春文庫)」を再読している。

再読なのに、笑いが止まらない。ただでさえニヤけてしまう個性的な語釈・用例だけれど、そこに赤瀬川原平のツッコミ(解説)が入ることでますます笑ってしまう。やはり新明解国語辞典の旧版(特に第四版)は「永久に不滅」だと再認識させられる。

そして、思った。「復刊」はできないものかと。

もちろん1989年当時の内容をそのまま現代の「辞典」として発行するのは難しいと思うが、「読み物」としてならどうだろう。

自由奔放で、ちょっとヤンチャでもあった「新明解国語辞典第四版」を、ぜひもう一度、当時のまま、「永久不滅版」として販売してもらいたい。と思うのは、妄想だろうか。

新明解国語辞典(第八版)序文

昨年11月に最新版が発売されたことは知りつつも購入を保留していた「新明解国語辞典 第八版」だが、先日の一件がきっかけとなり、入手した。

早速「ラジオ」を引いてみる。なるほど、確かに用例が変わっている。個人的には前の方が好きだったので残念ではあるが、まあ旧版も持ってるんだからいいか(笑)

次に「序文」に目を通す。以下に、その終盤の一部を引用する。

全員の命に関わる事柄なのに、一部の人にしか意味の分からないカタカナ語が多用されるのは、「ハザードマップ」など、いやそれ以前からの流れがますます加速していることを意味し、敢えて刺激を与えるためという効用を仮に認めたとしても、なお考えるべきものと思うが、辞書の役割としてはそれらを分かりやすく解説するしかない。

「日本語の的確な使用のために(第八版 序)」より引用

いいですねぇ。ただ単純に新項目を採用しているのではなく、そこには「日本語の的確な使用」に対する揺るぎない「見解」「方針」がある。名(迷)語釈が注目されることが多い「新明解国語辞典」だが、こういう部分もまた、「らしさ」なのだ。

ちなみに前半部にはこんな一文もある。

『新明解国語辞典』の当初からの特徴である、ことばの本質をとらえた鋭い語釈と、それを裏付ける適切な用例を一体化して提示すること、これを本辞典の中核に据えた。辞書としての要だからである。それと同時に、一時期話題になった、あまりにも個性的な語釈は、必要に応じて修正をするという立場も受け継いだ。

「日本語の的確な使用のために(第八版 序)」より引用

ちゃんとわかってる。認めてる。「あまりにも個性的な語釈」を。(涙)

というわけで国語辞典は、特に新明解国語辞典は、序文にも目を通しておきたい。語釈もそうだが、歴代の序文を読めば、「学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方」のように、辞書を「擬人化」したくなるのは自然な流れなのである。

寓話に学ぶ

ぐうわ【寓話】

教訓的・風刺的内容を擬人化した動物などに託して語る物語。

明鏡国語辞典 第三版より引用

寓話と言えばやはり「イソップ物語」だろう。実際、ほとんどの国語辞典が「例」として挙げている。一般的には子供が読むもの(読んでもらうもの)とされているが、コロナ問題のみならず、世界中(の人々)がおかしなことになっている今こそ、大人が読むべきだ。

イソップ寓話集 (岩波文庫)には471篇が収録されている。初めから、または順不同に読んでいくのもよし、寝る前に1篇ずつ471日かけて読むもよし。とにかく僕たち「大人」は今、いつのまにか忘れてしまった(失ってしまった)大切な何かを思い出さなくては(取り戻さねば)ならない。