新明解国語辞典(第八版)序文

昨年11月に最新版が発売されたことは知りつつも購入を保留していた「新明解国語辞典 第八版」だが、先日の一件がきっかけとなり、入手した。 早速「ラジオ」を引いてみる。なるほど、確かに用例が変わっている。個人的には前の方が好...

寓話に学ぶ

ぐうわ【寓話】 教訓的・風刺的内容を擬人化した動物などに託して語る物語。 明鏡国語辞典 第三版より引用 寓話と言えばやはり「イソップ物語」だろう。実際、ほとんどの国語辞典が「例」として挙げている。一般的には子供が読むもの...

賢者たれ

巷にあふれる、出所のはっきりしない、無責任な情報は、 うそはっぴゃく【嘘八百】 非常にたくさんのうそ。何から何までうそであること。 とまではいかなくても、せめて はなしはんぶん【話半分】 事実は話の半分程度だ、つまり話さ...

偶然

昨日投稿した『国語辞典の「らしさ」』の中で新明解国語辞典の「ラジオ」の用例について触れたが、その後いろいろ調べていたら、実はそれ、かなり前から、一部の人々の間で話題になっていたようだ。 直近では2020年11月16日放送...

国語辞典の「らしさ」

国語辞典で「ラジオ」を引いたら、興味深い記載があった。 まず岩波国語辞典には補足的説明として「昭和前期まではラヂオと書いた」とある。ラヂオ・・・。まるで当時のノイジーな音質がそのまま伝わってくるようではないか。過去の表記...