本棚(蔵書)

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夜廻り猫

ある夜、Twitterから生まれた8コマ漫画「夜廻り猫」。涙の匂いをたどって心に寄り添うためにやってくる夜廻り猫こと遠藤平蔵。傷つき涙する者を励ますために毎夜、現れる。そんな平蔵と共に夜廻りをする子猫と陰から見守る片目の猫・ニイ、飼い主を振...
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JR上野駅公園口

一九三三年、私は「天皇」と同じ日に生まれたー東京オリンピックの前年、男は出稼ぎのために上野駅に降り立った。そして男は彷徨い続ける、生者と死者が共存するこの国を。高度経済成長期の中、その象徴ともいえる「上野」を舞台に、福島県相馬郡(現・南相馬...
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不染鉄ノ便リ

本書は書き損じも含め、大切に保管されてきた不染鉄からの絵はがきをまとめたものである。それらは晩年一人暮らしとなった画家によって、夜更けに、奈良の小さなあばら屋で親しい知人に向けて書かれた。不染鉄のまなざしは、つつましい暮らしの日常や庭先の自...
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図書室

四十年前の冬の日、同い年の少年と二人で、私は世界の終わりに立ち会った。定職も貯金もある。一人暮らしだけど不満はない。ただ、近頃は老いを意識することが多い。そして思い出されるのは、小学生の頃に通った、あの古い公民館の小さな図書室ーー大阪でつま...
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山頭火句集

家を捨て、妻子とも別れ、俗世の一切から放たれて、「行乞流転の旅」の日々を、一行の俳句に託すしかなかった山頭火。うしろすがたのしぐれる放浪の俳人の全容を伝える一巻選集!自選句集「草木塔」を中心に、作者の境涯を象徴する随筆も精選収録する。 内容...
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おわりの雪

山間の小さな町で、病床の父と、夜こっそり家を留守にする母と暮らす“ぼく”は、ある日、古道具屋の鳥籠のトビに心を奪われる。季節の移ろいのなか、静謐かつ繊細な筆致で描かれる、生と死をめぐる美しい寓話。 内容紹介(「BOOK」データベースより) ...
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院内カフェ

「ここのコーヒーはカラダにいい」と繰り返す男や、態度の大きい白衣の男が常連客。その店で働く亮子は売れない作家でもある。夫との子どもは望むけれど、治療する気にはなれない。病院内カフェを舞台にふた組の中年夫婦のこころと身体と病を描く長編小説。 ...
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キャンサーギフト 礼文の花降る丘へ

5年前から肺がんの治療を続けている礼文島在住の写真家・杣田美野里は、今年はじめに主治医から余命宣告を受けた。「仕事が生きがい」という著者が最後に選んだのは本を作ること。礼文島での30年に及ぶ活動の結晶である写真57点と、花と命を巡る18のエ...
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月金帳 2020 April-September 第1集

港の人ホームページ連載中の、石田千と牧野伊三夫による往復書簡『月金帳』の二〇二〇年四月から九月までを収載。月金帳は、週の始まり「月」曜日と、週の終わり「金」曜日のたそがれに、交互にしたためられた小さな通信。コロナの最初の嵐が吹き荒れ、人々が...
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翻訳家の桐子は大工の伊助と深い仲。ただ彼は、生き別れた義妹が一番大事という。ならば私は何だと桐子は憤り、偶然行き着いた卜い家で彼の本心を探る(「時追町の卜い家」)。お宅は平穏ねと羨まれる政子。果たしてそうか、近所の家庭を勝手に格付けし、比べ...
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