港の人ホームページ連載中の、石田千と牧野伊三夫による往復書簡『月金帳』の二〇二〇年四月から九月までを収載。月金帳は、週の始まり「月」曜日と、週の終わり「金」曜日のたそがれに、交互にしたためられた小さな通信。コロナの最初の嵐が吹き荒れ、人々が不安のなか家に閉じこもっていたころ、作家と画家の手紙のやりとりが始まった。家の中と近所の散歩だけの日々を報告しあうふたりの話題は尽きない。おいしいものが嬉しい。草花が美しい。日常こそがとうとい。孤独の味わいも友情の滋味もよく知るふたりがつづる言葉の向こうには、あたたかな希望がほんのり灯っている。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
月金帳 2020 April-September 第1集
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