スケッチ

僕はずいぶん長いこと「日記」をつけているが、それは「の、ようなもの」と付け加えてもいいかもしれない。 

まず、書く時間が決まっていない。そして、日に何度も書く。つまりそれは一日を総括するような日記ではなく「メモ」に近い。だからその一つ一つは短い。けれどそれは確かに「その日の僕」をほぼリアルタイムで記した「日記」だ。

そんな日記だから、日々の記入スペースが決まっている「日記帳」や「手帳」は使えない。手頃なサイズで、思いついたときにすぐに書ける「測量野帳」(セ-Y3)を愛用している。「スケッチブック」という名称も、僕の日記のイメージにふさわしい。

そうか!「日記のようなもの」ではなく「スケッチ」。そう呼ぶことにしよう。