部屋・本棚・机の上や引き出しの中・バッグや手帳の中身など、他人の暮らしの一部や持ち物に興味を持つ人は多く、それらを紹介した本もたくさん出ている。が、まだ見たことのない「世界」もある。
たとえば「枕元」(まくらもと)。
一番リラックスできる、無防備な場所。テリトリー。それはつまり「不可侵」のエリアでもある。そこにどんなものが置かれているのか。とても興味がある。
ちなみに僕は、スマホ・ポケットラジオ・本・国語辞典・置時計(アナログ)・マグボトル(水)・LEDランタン・メモ帳と鉛筆・眼鏡・ティッシュ・綿棒といった感じ。ベッドではなく「畳の部屋に布団」の枕元だ。
写真で見せれば一目瞭然だが、こうして文字(文章)だけで紹介するのも悪くないと思っている。置いてあるものの大きさ・形・色、配置、用途(理由)などを読み手が自由に想像するのも一興だ。事実だけがすべてではない。
試しに「枕元」のキーワードで本を検索してみたら「枕元の本棚」がヒットした。今回の話とはまったく違う内容だが、とりあえず「ほしいものリスト」に追加しておいた。ある日、僕の「枕元」に置かれているかもしれない。