革のにおい

初めて「革のにおい」を意識したのは、小学生の時に買ってもらった野球のグローブだったような気がする。特に、それを使ったあとの手のにおいの印象が強い。友達のほとんどはそれを「くさい」と言っていたけれど、僕はそのにおいが大好きで、手も洗わずにいつまでも嗅いでいた。

今はもうグローブを持っていないし、必要もない。けれどホームセンターなどで見かけるとつい手にはめて、右手の拳でぽんぽんと叩いて手に馴染ませ、においだけいただいたりする。