記憶

チョコレート色の電車に乗って、「あの頃」へ向かう。

改札を出ると短いアーケードがあって、小さな商店が軒を並べている。いつものお茶屋さんで手土産を買う。

木の電信柱、でこぼこ道。踏切を渡ったら、あとはまっすぐ。

青い屋根が見えてきた。おばあちゃんが手をふってる。

お茶の包みをしっかりと抱え、ぼくは走った。